キャバクラの細客とは?太客との違い・特徴と接客における対処法を解説


「細客ってどんなお客さんなの?」
「細客が多くて売上が伸びない…」
「太客との差が激しくて接客のモチベが上がらない…」
キャバクラで働いていると、「細客」「太客」といった業界用語をよく耳にします。
これは、お客様の「売上への貢献度」や「お金の使い方」によって使い分けられる呼び方です。
特に細客については、「対応が難しい」「時間がかかるのに稼げない」など、悩みを持つキャストも少なくありません。
本記事では、細客とはどういう意味か、太客との違いやどんな接客をすべきかを解説します。
細客との関係に悩んでいる方や、売上を伸ばしたいキャストは、ぜひ参考にしてください!
Contents
細客とは?キャバクラ用語を基礎から解説
まずは「細客」という言葉の意味を正しく理解しましょう。
キャバクラにおいて売上を意識することは基本ですが、誰に時間を使うかによって結果は大きく変わります。
効率的に売上を上げるためにも、細客・太客の区別は必要です。
細客とは
- 細客とはお店で使うお金が少ないお客さん
- 太客との違いは客単価や売上への貢献度
- 細客と太客で接客に差をつけて問題ない
細客とはどのようなお客さんなのか、特徴を解説します。
細客とはお店で使うお金が少ないお客さん
細客(ほそきゃく)とは、1回の来店あたりの支払い額が少ないお客さんを指すキャバクラ用語です。
セット料金だけで済ませたり、ドリンクを1杯だけ注文するようなケースが典型です。
来店頻度が高くても、1回あたりの単価が低いため、全体の売上にはあまりつながりません。
細客の特徴
- 来店頻度は高い場合もある
- 客単価は5,000〜10,000円程度
- ドリンク注文が少ないまたは無し
- 滞在時間は長めになりがち
- 会話内容はプライベート重視・恋愛感情に近い
このようなタイプのお客様は、長期的に見れば育成の余地はあるものの、営業の優先順位を見極めることが大切です。
太客との違いは客単価や売上への貢献度
太客(ふときゃく)は、1回の来店で多くのお金を使ってくれるお客様を指します。
シャンパンやボトルを入れてくれる、同伴やアフターも対応してくれるなど、キャストの月間売上に大きな影響をもたらしてくれます。
細客と太客の違い
- 客単価が高いか否か(太客の方が客単価が良い)
- 太客の方がシャンパンや指名が多い
- 来店頻度は客単価を問わずさまざま(太客は1回の来店が濃い)
つまり、時間効率や売上を考えると、太客の獲得が最優先になりますが、細客が将来的に太客になるケースもあるため、完全に無視するのは逆効果です。
細客と太客で接客に差をつけて問題ない
接客業界では「すべてのお客様に平等に接客するべき」と言われますが、現実には接客の「濃さ」や「時間の使い方」を調整するのは当然の戦略です。
太客には丁寧な対応や密な連絡、アフターなどを行い、売上を最大化します。
一方で細客に対しては、店内では丁寧に対応しつつも、アフターやLINEの頻度を減らしてバランスを取るのがコツです。
ポイントは「冷たくはしないけど、深く入り込まない距離感」です。
無理なく関係を保ちつつ、自分の時間を確保することが重要です。
細客への接客方法は? 適切な扱い方と太客に育てるコツ
細客とはいえ、対応次第で太客に成長する可能性は十分にあります。
特に感情移入しやすい細客は、信頼を得れば一気に財布の紐を緩めることもあるでしょう。
細客の対応方法
- 最初は無理に売上を求めない
- 好かれすぎを避けるため距離を保って対応する
- イベントやバースデーのタイミングを狙って営業する
- 露骨な塩対応は避けつつアフターや連絡頻度で差をつける
ここでは、細客との距離感を上手に保ちながら、売上につなげる営業テクニックを紹介します。
最初は無理に売上を求めない
細客に対して最初から高額ボトルやシャンパンをおねだりすると、プレッシャーを感じて離れてしまうリスクがあります。
まずは「楽しい時間を共有すること」に注力し、信頼関係を築くことが先決です。
営業ステップ例
- 初期段階 → 会話メインで関係構築
- 中期 → 軽めのドリンクや軽食を提案
- 後期 → イベント時にシャンパンなどを提案
このように段階を踏んで売上を引き上げることで、自然な流れで太客予備軍へと育てていくことができます。
好かれすぎを避けるため距離を保って対応する
細客は感情移入しやすいタイプが多く、本気で恋愛感情を持ってしまうケースも少なくありません。
過度な期待をさせてしまうと、トラブルの原因にもなるため、あえて「適度な距離感」を保つことが大切です。
距離の保ち方
- LINEは営業時間外は控える
- アフターは特別な時だけにする
- 他の客との比較は避ける
「近すぎず、遠すぎず」の絶妙なバランスが、長く安定した関係性を築くカギです。
イベントやバースデーのタイミングを狙って営業する
細客からまとまった売上を狙うなら、バースデーイベントや周年祭など特別な日を活用することが最も効果的です。
このタイミングで「一度だけ」と割り切って奮発してくれるお客様も多いです。
営業トーク例
POINT
- 「年に一度の誕生日だから乾杯だけでもしてくれたら嬉しい♡」
- 「今日だけ特別でいいから、力を貸してほしいな♪」
普段は細客でも、イベントでシャンパンを入れてくれれば、細客を太客へ育てることにもつながっていくでしょう。
露骨な塩対応は避けつつアフターや連絡頻度で差をつける
どんな細客に対しても、「店内では丁寧に」「外では適度に」のメリハリをつけることが大切です。
露骨な差別対応は、お店全体の印象を悪くするリスクもあるため避けましょう。
接客バランス
- 店内会話は明るく丁寧に、太客なら深い話題もOK
- アフターは細客なら基本は断り、太客なら積極的に対応
- LINEは細客なら最低限・営業中心に、太客なら頻繁に返信
このように、対応の質ではなく量で差をつけることで、角を立てずに効率的な営業が可能になります。
細客と太客を見極めるポイント
キャバクラで安定した売上を作るには、「このお客様は細客か、将来の太客になりそうか」を早い段階で見極めることが非常に重要です。
もちろん最初の時点ではっきりと分かるわけではありませんが、行動や言動に太客の「予兆」が表れることがあります。
ここでは、現役キャストが実際に参考にしている、太客・細客の見極めポイントを紹介します。
細客と太客の見分け方
- 初回来店時の反応や売上だけでは判断できない
- 太客は清潔感があり衣類や靴がきれい
- 太客はドリンクのおねだりに寛容
- 太客は無茶な飲み方・飲ませ方をしない
「どのお客様に時間をかけるか」を考える参考にしてみてください。
初回来店時の反応や売上だけでは判断できない
「一見さんでシャンパンを入れてくれた=太客」と思いがちですが、初回来店の売上だけで判断することは危険です。
むしろ、その後が続かない「単発客」となる可能性もあります。
逆に、初回では控えめでも以下のような言動が見られる場合は、将来の太客候補です。
- 次回の来店を自分から提案してくる
- 「また連絡していい?」とLINEのやり取りに積極的
- 店の仕組み(ボトル・指名など)をよく知っている
リピート意欲があるかどうか、言動の丁寧さ・会話中の価値観を見極めることが、長く付き合える太客を見つける第一歩です。
太客は清潔感があり衣類や靴がきれい
意外に見落としがちですが、太客になりやすい男性は身だしなみに気を遣っていることが多いです。
特に注目したいポイントは靴や腕時計、そして匂い(香水・整髪料)です。
太客のチェックポイント
- 靴:手入れされていて清潔感ある
- 時計:ブランド物・シンプルで高品質(派手すぎるものはNG)
- 服:ブランドか否かは問わず、シワなく清潔感あり
太客はお金をかけているかだけでなく、質の良いものを大切に扱っているかで見分けることがポイントです。

本当にお金持ちな方ほど、ユニクロ着てることもあるあるです!
服装や身だしなみのほか、身につけるものを大切に扱っているか、丁寧に手入れしているか否かも確認のうえ、太客を見極めましょう。
太客はドリンクのおねだりに寛容
お客様との会話の中で、「1杯飲んでいい?」とドリンクをお願いした際の反応も見極めの材料になります。
太客になりやすい人は、ドリンクオーダーに対して快く応じる傾向があります。
- 「もちろん、何飲む?」と自然に聞き返す
- 「一緒に飲んで楽しもう」とポジティブな反応
一方で、細客傾向のある方は以下のような対応をしがちです。
- 「もう1杯?」「今お金ないんだよね…」など消極的
- 明らかに嫌な顔をする
もちろん、一度の反応ですべてを判断するのは危険ですが、「ケチらない姿勢」は太客を見極める重要な要素です。
太客は無茶な飲み方・飲ませ方をしない
太客ほど、お店やキャストへの配慮ができるものです。
過度なイッキコールや飲ませ行為を求めない紳士的なお客様は、信頼して長く付き合える可能性が高いです。
太客の特徴
- 「無理しないでいいよ」と気遣いがある
- 自分のペースで楽しみ、周囲に無理をさせない
- 店やキャストをリスペクトしている
逆に、「無理に飲ませるタイプ」は、短期的に盛り上がっても長続きしづらいことも事実です。
キャストにとって安全かつ安定して稼げるお客様は、「盛り上げ上手=太客」とは限りません。
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まとめ:細客に悩んでいるなら会員制ラウンジがおすすめ
細客とのやり取りに時間を取られすぎて疲れてしまった、売上に直結しにくい営業に悩んでいる…そんな方には、「会員制ラウンジ」という働き方もおすすめです。
会員制ラウンジの特徴
- 細客や一見さんが入りにくい(基本は常連客のみ)
- 営業ノルマや同伴プレッシャーが少ない
- 客層がハイステータスで、自然と太客が多い
コンカフェやキャバクラに比べて、ビジネスマンや富裕層など「太客になりやすい人」との出会いが多く、営業効率が高いのがラウンジの魅力です。
今の環境で「細客ばかりで限界…」と感じているなら、一度ラウンジ勤務を検討してみることも選択肢の1つです。
自分の時間を大切にしながら、より高収入を目指す働き方を検討してみてください。
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