会員制ラウンジでの接客マナーとは?初心者キャストが知っておきたい基本ルールを解説
「ラウンジでの接客マナーが知りたい!」
「ラウンジでお客さんに失礼のない対応方法は?」
「ラウンジで接客するときのルールは?」
ラウンジで接客する際は、マナーを守って対応することで、お客さんや同僚キャストと信頼関係を築いていくことが大切です。
特にナイトワークでは暗黙の了解ともいわれるマナーが数多く存在するため、「知らなかった」と後悔する前にマナーを押さえておきましょう。
今回はラウンジ接客において女性キャストが知っておきたいマナーについて、詳しく解説します!
ラウンジで働く際の基本的な接客マナー
ラウンジで働くならまず知っておきたい基本的な接客マナーとして、以下の4つが挙げられます。
ラウンジの基本的な接客マナー
- お客さんには丁寧な言葉遣いと正しい敬語を徹底する
- 基礎的なテーブルマナーやお店の接客ルールは把握しておく
- 清潔感のある身だしなみに整える
- 会話の内容やペースはお客さんに合わせる
ラウンジ接客の基本マナー4つについて、詳しくご覧ください!
お客さんには丁寧な言葉遣いと正しい敬語を徹底する
大前提として、お客さんには丁寧で正しい言葉遣いを徹底しましょう。
ラウンジ接客ではお客さんと楽しくコミュニケーションを取ることが求められますが、相手への敬意やおもてなしの姿勢を忘れてはいけません。
ラウンジをはじめナイトワーク業態のお店のお客さんは、多くの場合が女性キャストよりも年上の男性のため、相手に失礼のない言葉遣いで対応してください。
でも、正しい言葉遣いって難しいよね…最初から完璧にできるかな?
もちろん最初から正しい言葉遣いや敬語をすべてマスターしなければいけないわけではありません。
最初は「です」「ます」調を徹底することから始めて、接客に必要な敬語や言葉遣いを少しずつ勉強していくことが大切です。
基礎的なテーブルマナーやお店の接客ルールは把握しておく
食事やお酒の席での基本的なテーブルマナーとともに、お店の接客ルールも把握しておきましょう。
食事やお酒の席での基本マナー
- 食事は音を極力立てず1口ずつ静かに口に運ぶ
- 乾杯する際はお客さんのグラスよりも低い位置で軽くぶつける
- 食事の際は香りを楽しむため匂いのきつい香水を付けない
食事マナーは店内ではもちろん、お客さんと同伴やアフターに出かける際にも求められます。
特に店外デート中にマナーを欠いた行動をしてしまうと、お客さんに恥をかかせてしまう恐れもあるため、テーブルマナーも押さえておくことが大切です。
また、ラウンジ店内の接客ルールは入店時にお店スタッフから指導されます。
お店によってルールが変わったり、独自のシステムを導入している場合もあるため、スタッフの指導をよく聞いたうえで接客に挑みましょう。
清潔感のある身だしなみに整える
接客業である以上は、清潔感のある身だしなみを徹底することも欠かせません。
ラウンジをはじめナイトワークでは容姿レベルの高さが求められ、外見磨きをすることがまず注目されます。
しかし、どのような女性にもまず最初に求められる容姿の条件が清潔感です。
清潔感を出すポイント
- 毛先まで傷みのないきれいな髪に整える
- 乾燥や荒れのないきれいな肌を目指す
- シワやシミのないきれいな服を選ぶ
- ハンドケアやネイルできれいな手元を目指す
特にヘアケアや肌ケアは一朝一夕で整うものではありません。
しかし、傷んだ髪や荒れた肌はお客さんの印象を大きく損ねてしまうため、日頃のケアで清潔感のあるきれいな髪や肌を目指してください。
会話の内容やペースはお客さんに合わせる
会話の内容やペースは、基本的にお客さんに合わせましょう。
ラウンジは「紳士淑女の社交場」「高級な相席店」のイメージを持たれ、お客さんと女性キャストの関係も基本的には対等とされています。
しかし、ラウンジも接客店である以上、女性キャストはお客さんに会話を楽しんでもらう工夫は欠かせません。
そこで、会話の内容や話すスピードはお客さんに合わせることが大切です。
ゆっくり話すお客さんなら自分もゆっくり話すほか、話題もお客さんの好きなことを軸に広げていくことがポイントです。
お客さんに会話を楽しんでもらえるよう、自分は聞き手に回ってどんどん会話を盛り上げてください!
ラウンジの同伴マナーは?同伴に行くなら知っておくべきことを詳しく見る
ラウンジでお客さんに対応する際の注意点
ラウンジでの接客時は、マナーを守ることはもちろん最低限の注意点を守って働くことも大切です。
ラウンジ接客の注意点
- 判断に悩んだ際はスタッフに相談する
- お客さんやスタッフの悪口や愚痴は絶対に言わない
ラウンジで接客する際の注意点2つについて、詳しく解説します!
判断に悩んだ際はスタッフに相談する
ラウンジ接客ではマナーやルールを守ることが大切ですが、判断に悩んだ際は必ずスタッフやボーイに相談しましょう。
接客である以上、ときにはマナーやルールにとらわれない柔軟な対応が求められる場合もあります。
その際は、自己判断で行動するのではなく、まずはスタッフに報告して対応を考えることがおすすめです。
スタッフに相談すれば、自分の対応に問題がないか確認してもらえるほか、経営や運営に近い立場のスタッフに対応を任せられる場合もあります。
スタッフに相談することは、どのような場合でも間違った行動にはなりません。
接客において不安なことや判断に悩んだことがあれば、まずスタッフやボーイに相談してから対応してください。
お客さんやスタッフの悪口や愚痴は絶対に言わない
いかなる場合であっても、お客さんや同僚の悪口や愚痴はどこにも漏らさないようにしましょう。
人が集まって働いている以上、どのラウンジ店であってもときにはお客さんや同僚に不満を抱くことはあります。
しかし、それを言葉に出して漏らしてしまうことにはデメリットしかありません。
接客における悪口や愚痴を漏らすデメリット
- お客さんにお店の内部事情や悪評が広まってしまう
- 「悪口(愚痴)を言う子」と自分の評価が下がってしまう
- 悪口を言ったことで同僚キャストやスタッフとの人間関係が悪化する
- 悪口を店外に漏らすことで自分がお店から注意や罰則を受ける恐れがある
明らかにお客さんや同僚キャストが悪い場合でも、悪口や愚痴として他人に漏らせば、罰されるのは自分です。
プライベートの知人や裏垢などでこっそり言ったとしても、悪口や愚痴は簡単に広まりお店にバレる恐れがあるため、悪口や愚痴は絶対に言わないようにしましょう。
お客さんや同僚の問題行動が目立つ場合は、証拠や実害を揃えて経営スタッフに報告して対応してもらうことが先決です!
ラウンジ接客でトラブルを避けるためのマナー
ラウンジ接客ではトラブルも付きもののため、トラブルに巻き込まれるリスクを極力抑えられるよう意識して働くことも大切です。
トラブルを避けるためのマナーや働き方
- 誘いを断る際はお客さんに非がない理由を提示する
- ほかのキャストを指名するお客さんには営業しない
- プライベートに関する質問や無理なおねだりは避ける
- 過度な飲酒をしてしまわないよう飲酒限度量を押さえておく
トラブルを防ぎながら働くための接客マナーについて、詳しく解説します!
誘いを断る際はお客さんに非がない理由を提示する
同伴やアフターなど、お客さんからのお誘いを断りたい場面では、お客さんに非がない理由を伝えて断りましょう。
お客さんからのお誘いを断ってしまうと、お客さんに不満や不快感を与えてしまう恐れがあります。
再来店の可能性がなくなってしまう可能性もあるため、お客さんに「だったら仕方ないね」と納得してもらうことが断る際のポイントです。
お客さんに非がない理由の代表例
- 明日の試験の準備があってすぐに帰らないといけないんです
- 一昨日まで風邪で寝込んでまして、安静にしたいので辞退させていただきたいです
合わせて、謝罪の気持ちと誘ってもらった感謝の気持ちを伝えれば、穏便にお誘いを断れるでしょう。
ほかのキャストを指名するお客さんには営業しない
ほかのキャストを指名するために来店したお客さんには、絶対に営業してはいけません。
ラウンジではほかのお客さんの対応中に自分を指名するお客さんが来店した場合、別のキャストがヘルプとして席で対応する場合が多いです。
ヘルプで対応するお客さんはほかのラウンジキャストの売上に貢献するために来店しています。
営業することは同僚からお客さんを奪うことにつながるため、ヘルプ対応する際は絶対に営業してはいけません。
営業の例
- お客さんに体を密着させてアピールする
- ドリンクやボトルをおねだりする
- お客さんに連絡先交換を提案する
ヘルプ対応中はお客さんと一定距離を保ち、あくまでも指名キャストが来るまでお客さんを退屈させないよう話すことがポイントです。
プライベートに関する質問や無理なおねだりは避ける
ラウンジ接客の際は、プライベートに関する質問や無理なおねだりを避けましょう。
プライベートや個人情報に関わる質問は答えたくないお客さんも多く、その場の空気を損ねてしまう恐れがあります。
加えて、個人情報に関する質問を自分からすれば、自分も個人情報に関して聞かれる可能性があります。
本名や住所など、キャストの個人情報はストーカーなどのトラブルにつながりかねません…
また「売上が欲しいから」とお客さんにしつこくボトルやドリンクをおねだりすれば、お客さんの反感を買う恐れがあります。
お客さんに無茶な出費をさせて来店頻度を減らせてしまう恐れもあるため、お客さんのペースで楽しめるよう対応することがマナーです。
過度な飲酒をしてしまわないよう飲酒限度量を押さえておく
お酒の飲みすぎで酔い潰れてしまわないよう、飲酒量を把握して接客しておきましょう。
ラウンジ接客にはお酒が付きもので、お酒をたくさん飲めればボトルやドリンクでの売上も大幅に稼げるでしょう。
しかし、飲みすぎて酔い潰れてしまえばお客さんに迷惑をかけてしまう恐れがあります。
心身の負担が大きく長期的に稼ぐことも難しくなってしまうため、自分の飲酒量を把握して飲みましょう。
お酒が弱くて全然飲めない場合は、スタッフと相談してダミードリンクなどで対応してもらうこともおすすめです!
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ラウンジで働く際はマナーを守って信頼関係を築こう
ラウンジで働く際は、マナーを守って接客することでお客さんや同僚キャスト・スタッフと信頼関係を築きながら働きましょう。
お客さんに失礼がないよう言葉遣いやテーブルマナーを守るほか、ナイトワークでの接客ルールを守ることも大切です。
マナーを欠いた行動はお客さんが離れたり、お店からの信頼を失う恐れもあり「知らなかった」では済まされません。
ラウンジで働く際は必ずマナーやルールを守って、お客さんに対応してください。
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