ラウンジ・キャバクラ・クラブの違いって??
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ラウンジ・キャバクラ・クラブの違いって??
ー 早速ですが質問です。『ラウンジ・キャバクラ・クラブ』これら違いを説明できますか?
正直多くの方はこの質問に回答することが難しいことだと思います。(恐らく、容易に回答できる方はこの記事は飛ばしますしね。笑)
とはいうものの、業界関係者であるはずのマネージャーを含めたボーイ、キャストの女性方、時にはスカウトマンですら回答できないことは全然あります
その理由はシンプルです。これら3つの業種は似ているようで全く違うため、これら3つを同時に扱う業界関係者が少ないということなのです。
この記事では、その違いを掘り下げたいと思います。
概要
『ラウンジ・キャバクラ・クラブ』の違いが大きいことはわかったとして、果たしてその違いはどこからくるものなのでしょうか?
それは、仕事内容・給料システム・キャスト女性の大まかな傾向・客層・密集地域の特色などなど挙げればキリがありません。
とりあえず一言でその特色をまとめてみます。(一旦まとめるだけなので辛辣なツッコミはお控えください笑)
ラウンジ | キャバクラ | クラブ |
---|---|---|
自分のペースでゆったり稼ぐ! | ガッツリ働きしっかり稼ぐ! | 総合力で勝負!稼ぎ方は様々! |
一言でまとめてみました。語弊があったらすいません。ここからしっかりご説明します。
なお、以下で説明する内容は多くのお店で共通する内容をまとめたものになります。そのため、実際に行かれる店舗の詳細とは違うことも考えられます。
ですので、もしかしたらこの記事は参考程度がちょうどいいかもしれません。
仕事内容
/ | ラウンジ | キャバクラ | クラブ |
---|---|---|---|
注文の時スタッフを呼ぶ | ◯ | ◯ | ◯ |
退店時のお見送り | ◯ | ◯ | ◯ |
お酒を作る | × | ◯ | ◯ |
タバコに火をつける | × | ◯ | ◯ |
その他雑務 | × | ◯ | ◯ |
ノルマ | × | ◯ | ◯ |
ペナルティ | × | ◯ | ◯ |
仕事量に関しては、キャバクラ・クラブはあまり変わりません。仕事の内容はやや割愛しましたが、キャバクラ・クラブでは基本的にテーブルから立つことなく行える仕事は女性にしてもらうのが基本になります。
対照的にラウンジでは、その中の多くの仕事はボーイが行うことになると思います。仕事量に関しては、このような違い(キャバクラとクラブは似ていますが)となりますが、仕事量が多いほど男性は尽くされていると感じるため、仕事をすることは効果的だったりします。(ラウンジで働かれるor働いている方は是非その部分を実践してみてください!!)
個人的には仕事量が少ないというのはすごく魅力ですが、仕事をすることにも良さがあるということなのかもしれません。
給与システム
まず初めに申しますが、給与システムは複雑です。非常に複雑な内容のため、一概に論じることは困難でもありますし実際の店舗との違いは多いかもしれません。
給与システムに関して一番初めに理解すべき点は、いつ給料が決定するのかという点です。
恐らくまだご経験がない方もいることでしょうし、そちらの違いを簡易的にまとめておきます。
簡単にいつ給料が発生して、その時期がどういった意味を持つのかを説明します。
その日にもらえる場合 | 締め日がある場合➀ | 締め日がある場合➁ |
---|---|---|
固定時給ベース(固定型) | ポイント制(変動型) | 給率制(変動型) |
恐らく固定時給ベースでバックが足される形でしょうか。普通のアルバイトに近いと思います。(※) | これは、本指名数や同伴、アフター数などをポイントに換算してそのポイントでその月の給料を確定する方法です。 | これは、キャストが売り上げた金額からお店の運営費も考えた上で給料を決定するという方法です。 |
※普通のアルバイトで言うと、時給1100円で売り上げの10%もらえるバイトみたいなのがあるとしたら、5時間働いて5500円プラス売り上げの10%みたいなノリです。
上に置いたリンクで詳細に説明をしているため、ここでは本当にシンプルに各違いについて述べてます。
あえて明言しておくと、キャスト女性はお店側からしたら利益を産んでくれる神様みたいな存在です。(突然どうしたと思うかも知れませんが、この当たり前なことは案外大事なことだったりします。)
しかし、たとえ神様だとしてもお店側が神様をお店に置いていくことで損益が出るようでは、お店としてはお店に神様を置いておくわけにはいかないわけです。
つまり、キャストの女性方は売り上げに貢献する必要が出てくるのです。
そこらへんの現実的な問題を意識しているのが給率制になります。
次に『ラウンジ・キャバクラ・クラブ』についてどの給与システムが採用されることが多いかについて見ていきましょう。
/ | ラウンジ | キャバクラ | クラブ |
---|---|---|---|
固定型 | ◯ | △ | × |
変動型 | × | ◯ | ◯ |
日払い | ◯ | △ | △ |
極端に2パターンで考えました。(日払い項目に関してはオマケです。キャバクラ・クラブでは、その日の日払いの上限が一万円までなどのシステムがあったりするので、△を使用しました。)
キャバクラの△は渋谷などの一部の地域では固定型が採用されているという現状を踏まえてなので、やはり多くは変動型になります。
再三になりますが給与システムは本当にバラバラなので、店舗の目星をつけて詳しい人に尋ねるのがいいかと思います。
その他違い
服装・ヘアメ
ラウンジ | キャバクラ | クラブ |
---|---|---|
× | ◯ | ◯ |
服装・ヘアメに関しては好みが分かれそうですね。ドレスが好きな方もいると思いますし、ヘアメイクもしていきたいという方もいますからね。(実際に私服出勤のラウンジでドレス・ヘアメイク出勤だった方がいました。しかも何人かいたので割とそういったこだわりは珍しくないのかなとも思います。)
お客さんの層
これはぶっちゃけまちまちなので難しいですが、1つだけ明らかに傾向があるのは、クラブとラウンジ・キャバクラは割と客層が違います。(これは地域に依存すると思うので、たとえば銀座にあるラウンジとクラブの客層は似ているかもしれません。)
最近は割と変わってきたという話も聞きますが、クラブは落ち着いているイメージが強いです。
ある意味では、ラウンジ・キャバクラはクラブに比べたら落ち着いていない印象になるかと思います。
キャストの大まかな傾向
働き方に違いがあるかなと思います。
ラウンジでは、のんびり緩やかとフレキシブルに働けるため、学生・看護師・パート・子供がいる方など幅広く在籍しているイメージです。
キャバクラでは、キャバクラ一本の方が多く、意識としてもいわゆるガチ勢が多いと思います。正直これも地域によって違ったりします。
クラブは、年齢層はやや高いかもしれません。また、接客スタイルとしては可憐な大人の女性という感じでしょうか。菅野美穂さんが私のイメージだと一番近いです。笑
その他
/ | ラウンジ | キャバクラ | クラブ |
---|---|---|---|
よくある地域 | 西麻布・六本木・恵比寿など | 歌舞伎町・池袋など | 銀座・六本木など |
ターゲット客 | 経営者・芸能人などお金に余裕がある方 | サラリーマンを含め多くの男性 | 経営者を中心にお金に余裕がある方 |
キャスト平均年齢 | 約18~30歳前後 | 約18~30歳手前 | 約20歳半ば~40歳前後 |
終わりに
ー もう一度簡単にまとめると、ラウンジはゆったりと働け、キャバクラはしっかりと働くことが多く、クラブは色々な働き方があります。
給与システムを比べて頂ければわかると思うのですが、キャバクラ・クラブで稼ぐためには多く出勤してお客さんをつかまむ必要性が出てきます。
一方で、ラウンジは私服出勤・ヘアメなしという特徴により、やはりゆったり働ける印象があります。
キャバクラ・クラブに関しては、言及することがなかったですが、主に営業スタイルがその違いを作っていると思います。
それはなぜかというと、お客さんはキャバクラ=”可愛い子と騒いだり会話したりして楽しんで飲む場所”クラブ=”会話を楽しみながらしっぽり飲む場所。騒ぐことはあまりない。”と捉えていることが多いからだと思います。(この捉え方は正しいものだと思います。)
そのため、キャストはお客さんに対しての接し方が変わってくるのです。要は、お客さんのニーズに合わせて自分の売り込みの仕方を変えていくのです。
その中でも、クラブは様々な点で勝負している感が強いです(これはもしかしたら個人の価値観が強めの発想かも知れません。笑)。
これは聞いた話なのですが、とあるクラブで、その日誕生日で常連のお客さんがふと言った『最近ダンヒルのネクタイピンを無くちゃった』という発言を聞き、退店時までにはネクタイピンを準備したということです。(この接客のレベル・スペード感には感激します。)
これはお店とキャストが一体となっていないとできないことです。
そういう空気感が流れるのがクラブなのです。
キャバクラですと、クラブに比べてもう少しキャストさんのトークやアフター・同伴での対応によって変わっていくイメージがあります。
どちらが良い悪いとかはなく、これは合う合わないかの問題かと思います。
もし自分がどういう業種に合いそうかわからない場合は、ご相談にのりますのでお気軽にご連絡ください。
今回は相当長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。